jedinobyの日記

気ままに、思ったことを書き連ねていこう

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(ねたばれ注意)

まず、見終わった直後の感想を一言で言うと

「ありがとう。」

だった。

この物語はEP4とEP3の間を埋めるというより、EP4の前編というほうが正確かと思った。
物語の結末はとても悲しくもあったし、多くの犠牲をともなってしまった事にやりきれない思いもあった。しかし、もし小さな犠牲で終わるなら、物語としての完成度は下がってしまったかもしれない。それはEP4~EP6のお気楽ルーカスワールドそのものだからかもしれない。もしかしたらファンのなかにはルーカスワールドを支持する人もいるかもしれないが、私はこれでよかったのだと思った。とても悲しいけれど。

一番わくわくしたのは反乱軍=同盟軍と帝国軍との戦闘シーンだった。戦いの前に「フォースと共にあらんことを(May the Force be with you!)」を聴いたとき、来たかと思いながらワクワクする自分がいた。戦い自体は反乱軍の攻勢が続いて大成功となるかと思ったら反撃に合ってしまうのだが、そこまでは想像通り、しかし最後にデス・スターからの攻撃があると思っていなくて結果的に悲しみがともなうものとなってしまった。

語りたいことは山ほどあるが、今回のヒロインのジン・アーソが素晴らしかった。意思の強い顔つき。ぴったりの配役だったのではないだろうか。また、僧侶役のチアルート・イムウェ、この人はカンフーの人らしいが、フォースを信じる彼の存在もよかったし、また彼を助けるベイズ・マルバス、この人物の描写はあまりないのがもったいないくらい存在感のある人だった。また、ロボットのK-2SOも最後はかっこよかったね。もともとルーカスは日本へのオマージュがからちゃんばらやら柔道、空手の要素をいろんなところにはめ込んでいたのだが、今回もちょっとカンフーになってしまってはいたが許せる範囲で残されていたのではないだろうか。


最後に、「ローグ・ワン」もやはりエピソードⅣのオマージュを感じた。もしかしたら本編シリーズを上回っていたかもしれないと思ったのだが、EPⅣよりできはいいけれど、EPⅣの最初の衝撃はどうしても超えられないものであり、スターウォーズを作ったルーカスを上回ることはできないという事かと思った。



「フォースと共にあらんことを(May the Force be with you!)」